現在の介護状況は、核家族化や金銭問題などにより介護を受けられず、老老介護など介護の厳しい現状が浮き彫りになってきています。核家族化による家族との繋がりや地域との繋がりの希薄からそのような現状にならざるを得ない状態となっています。
現在介護には入居型や通所、在宅など様々なサービスがあり、介護度や生活状況に合わせてそれぞれサービス内容が異なってきます。
介護サービスを受けるためには、依頼や相談がないとサービスを提供できないという現状があります。しかし、サービスが必要な当人が、介護サービスについて詳しくなければどうでしょうか。病院や市役所へ出向いても情報を知る術がなければ、受けたいと思っていても受けることができないという現実が見えてくるのではないでしょうか。
また、住んでいる地域によっても現状は変わってきます。都市部に近いほどサービスの豊富さ、介護施設や行き届いた環境設備などが見られますが、田舎にいくほど、サービスに頼ることのできない現状や都市部よりも介護の必要性の高さが伺えます。
今の現状を変えるには、まず、家族・地域との連携の見直しが必要となってきます。人に助けを求めることに罪悪感を持たずに気軽に相談できる、また、本人でなくとも地域が把握し相談ができる環境が必要な現状です。またこれは、田舎へ行くほどに強化すべき問題です。そこから介護サービスとの繋がりができます。繋がりが出来なければ、手を差し伸べることができません。こういった状況を打破するためにも、人との繋がり強化というのは今後の課題であり、取り組むべき問題でもあります。